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時代を超えて、世界の人々に愛され続けるブランド。その歴史は、伝説そのものである。革新的なアイディア、斬新なクリエーション、職人による卓越した技術etc.。今に受け継がれるファッションブランドのヘリテージをご紹介。

タータンチェック、ギンガムチェック、マドラスチェックと世にチェックは数あれど、ブランド名を冠したチェックとして真っ先に思い浮かぶのが、黒、白、赤、キャメルからなる「バーバリーチェック」。ギャバジン製のトレンチコートとともに、バーバリーを象徴するアイコンともなっているこの柄。実は、歴史的なある出来事がきっかけで世界中に知られることとなったということは意外と知られていない。
ブランドの創業は1856年。イングランド・ハンプシャー州のベイジングストークで生地屋の見習い職人をしていたトーマス・バーバリーがその地に開いた小さな洋品店が始まりだった。だがバーバリーの名前が最初に世界の歴史にその名を刻んだのは1911年のこと。バーバリーを着たノルウェーの探検家・アムンゼン大佐が、人類史上初の南極点到達に成功したことから、トーマス・バーバリーが生み出し、命名した通気性に優れ耐候性があり破れにくいギャバジンの生地が注目され、その数年後にトレンチコートが誕生。その裏地として採用されたのが商標登録をしたばかりのバーバリーチェックだったのだが、以後40年はほとんど注目されることがなかったという。そのチェックが一躍有名になったのが、1964年の東京オリンピックでのこと。英国の女子選手団が東京行きの飛行機に乗り込む際に、手に持っていたトレンチコートの裏地が世界中に配信されたのがきっかけで問い合わせが殺到。エリザベス二世からの王室御用達許可証を1955年に授与されたということもあり、一夜にして高品質を象徴するステータスシンボルとなった。その後1989年には二つ目の王室御用達許可証をチャールズ皇太子から授与される。
そうして英国を代表するブランドとしての地位を確固たるものにしたバーバリーは、2001年、ヨークシャー出身のクリストファー・ベイリーをクリエイティブ・ディレクターに指名。ラテン語で「前進」を意味する「プローサム」を冠したハイエンドライン「バーバリー プローサム」のコレクションとともに、アグレッシブでラグジュアリーな世界観を発信しつづけている。
※バーバリーの公式サイトでヒストリーをさらに詳しくチェック!
写真:クリエイティブ・ディレクターのクリストファー・ベイリーはヨークシャー出身。理系と文系のダブル博士号をもつ。2009年にはエリザベス女王より大英帝国勲章を授与された。また2009年にニューヨーク市で認定された5月28日「バーバリー・デイ」には、彼主催の盛大なパーティが催された(1)。バーバリー・チェックをあしらったバッグ(2)。コレクションでは毎シーズン、トレンチコートやバーバリー・チェックなどのアイコンが大胆にアレンジされ登場している。チェックは定番のハウスチェックのほかに赤い線を排したモノトーンのビートチェック、メガチェックなどのバリエーションがある(3)。 2009-10秋冬コレクションで発表されたスヌード(ネックウォーマー)は、今シーズンの最注目小物(4)。2009年1月、バーバリーは本社をウエストミンスターのホースフェリー・ハウスに移転。1930年代の建築様式に最先端の機能が付随する新社屋に視線も集中(5)。copyright:BURBERRY
text: Satoko Hatakeyama
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